拘りの一品
バーテンダーには拘りを持っている人が多い。
例えば渋谷にあるBar 石の華のオーナーである石垣さんは
バースプーンを特注しシェイカーにも強い拘りを持っているという
お話をどこかで目にした事があります。
私も人一倍好きな物への拘りは強いです
ですが時計やカメラや葉巻等であまり仕事に関係ないので
今回スポットライトを当てるのはコレです
(数本のコレクションを選択)
そう、ネクタイです。
最近のバーはベスト着用の所が多く
ネクタイを締めてる方をあまり見ませんが
ネクタイが好きな私はわざわざスーツで行ってます。
私が好んで締めてるネクタイは
Dominique France(ドミニクフランス)という物。
ネクタイ界きっての高級品として知られ
愛好家の間でも質、値段共に世界一のブランドと
されている物です。
値段はなんと約5万~14万円。
100円でネクタイが変えてしまう時代に
こんな大金を払ってでもネクタイを買う意味があるのか
と、よくお客さんに問われますが私は逆だと思っていて
安く買える物にあえて大金を払うのが趣味の世界であり拘りである
と、思っています。
(バーテンダーは水仕事で水が跳ねて痛むので最近はしていません笑)
ですが値段だけが一流なのではなく
質もかなりの物で使っていて生地も超高級のシルクの三倍の密度がある
へビーシルクを使っていて模様は刺繍でもプリントでもなく
ジャガード織りで表現しているため明暗が綺麗に出て立体感があります。
また生バイアスに裁断をするため
同じ色柄は140本しかないとされています。
日本ですと帝国ホテルプラザの3Fにお店があったと記憶しています。
ファッションの世界というのは
お洒落じゃない私にはわからない世界ですが
ネクタイは中々趣深いものです。