美しい万年筆インクの世界
私は最近万年筆の沼に落とされました。
よく時計好きは筆記用具にハマると言いますが
早速沼にハマってしまいました。
ここ数年ずっと万年筆が欲しいなあという
漠然とした気持ちはありましたが中々行動に移せないでいました。
理由は色々とありますが
まず第一に私の字が綺麗ではないこと
そして第二にシャープペンシルで満足していたからです。
グラフギア1000なんかは最高でした。
しかし決断仕切れない私に痺れを切らしたのか
万年筆をプレゼントしていただきました。
作り手の想いや魂が感じられる物に
出会った時に私は感動を覚えます。
今回のインクもまたそのような物です。
このインク名を色彩雫-月夜-といいます。
一本の万年筆でも、季節によって、気分によって、
自分の好きな色を楽しんでほしい。という製作者の想いから産まれ
その色は日本の美しい情景から創造され
全て和名を与えられたインク達です。
この月夜、いわゆるブルーブラックと
括られる色なのですがブルーブラックで終らせるには
いささか勿体無い日本の美を感じさせる色です。
一回でこのインクを使いきれる訳がなく
長く付き合っていく事になるので
愛着が持てるボトルというのも魅力的です。
筆を落とした瞬間に
サッと広がっていく濃淡、楽しくてどうしようもないです。
万年筆とこのインクのおかげで
字を書くという事が事務的な事ではなく
自分の中で小さな楽しみとなっています。