美酒に酔いしれて。

酒と時計と靴とブランドと時々、社長

ジョニーウォーカーというお酒

 

私が愛してやまない酒の一つにジョニーウォーカーという物がある。

 

 

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(左から70年代、80年代、80年代)

 

 

特にブラックラベルが同シリーズでも一番好きで

写真の通りヴィンテージ物をコレクションしている。

 

ここ最近で飲んだウィスキーで美味しいと感じた物は

ロイヤルハウスホールド、バランタイン30年、オーバン14年で

(内二つが高級酒で申し訳ない)

だけども自分のウイスキー観が変わる程の物ではなかった。

 

そこで本日のお題であるジョニーウォーカーという物に出会った。

ジョニーウォーカーのブラックラベル12年(通称:ジョニ黒)は

今現在は2000円ちょい払えば買えてしまう比較的安価な

ブレンデッドウイスキーである。

 

現行の物は何度が飲む機会があり飲んだ事はあったのですが

確かに旨い。でもそこで終わってしまうような基本的な味。

 

しかし先日山形の天童に訪れた時にSpeysideという

Barに立ち寄った。その時に出会ったのが

このヴィンテージジョニ黒である。

 

なんでもここのマスターはスコッチ研究会の人間で

スコッチを始めウイスキー全般に博識であり

ウイスキーの話で盛り上がったのを覚えている。

(酔っていたので曖昧ですが…)

 

そんな話をしてる時に出して頂いた二種のジョニ黒

一つは現行の物、もう一つは80年代のボトル。

 

まず現行ボトルから…うん、旨い。けど記憶に残らない。

80年代が注がれたグラスを手に取り香る、この時から違う。

そしてテイスティング、旨い、遥かに旨く重い。そしてスモーキー。

バーテンダーとしてはあまりにアホな例えだとは自負しますが

まるで燻製された物を口に含んでいるよう。

これがジョニ黒なのかと酔っ払いの自分が二度見してしまうほど。

 

ここで過去に聞いたこんな話を思い出しました。

「ジョニ黒は当時2万近くして今のブルーラベルのようだった

なんでも現在のお金の価値だと30万位したそうな。」

 

ジョニ黒は現行に近づく程不味く

古ければ古いほど美味しいそうです。

 

ブレンデッドウイスキーのエイジ(年数)は

色々な原酒の中で一番若い 物の年数が記載されます。

つまりジョニ黒の12年というのは

これに使われている一番若い原酒が12年物ということ。

 

何故、昔のジョニ黒が高級であったのか

それはラベルには記載されない…例えば30年の原酒が

隠し味として使われていた可能性だってあります。

 

そしてウイスキーは基本的に年数が

長ければ長いほどに高級である…。

 

ウイスキーの世界は無限大だなあ。