美酒に酔いしれて。

酒と時計と靴とブランドと時々、社長

VACHERON CONSTANTINという時計

 

私は世界三大高級時計が好きです

中でもパテックフィリップとヴァシュロンが好きです。

それは作り手の魂が感じられるからです。

 

私は有名ブランドというのが好きではありません。

私のようにブランド崇拝を終えた時に

人の魂がこもった物を欲するのだと思っています。

 

ヴァシュロンもそんな時計です

オメガやロレックスのように高級時計のイメージはないが

蓋を開けると実は時計界トップの価格と技術を有しています。

知っている人だけが知っている真の高級時計です。

それは何故かというと顧客層が圧倒的に違うからで

オメガやロレックスの顧客は労働者ですが

ヴァシュロンの顧客は王族や貴族です。

よってブランドイメージが全くもって別次元にあるのです。

 

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これは私が先日購入したヴァシュロンです。

シンプルな二針で複雑機構もなければデイトすらないです。

しかし、なら何故こんな時計が高額なのでしょうか。

 

それは芸術品だからに他なりません。

時計の多くには工業的な面が強く見られる反面

ヴァシュロンの時計は美しく優雅で繊細です。

敢えて例えるなら日本人独特の美意識にはなりますが

私はこの時計に「侘び寂び」のような感覚を覚えます。

 

よく雲上ブランドのドレスウォッチは一見すると

高そうに見えないという意見を目にしますが

まさに その通りで閑静の中に美しさが感じられます。

デイトや秒針が無いのを「不足の美」と捉えるかは個人差ですが

少なくとも私はそのように解釈しています。

 

ヴァシュロンは時計メーカーでも少ない

マニュファクチュールなのでここまで芸術性が高い

時計を作る事が可能とされています。

最近ではリファレンス57260を発表し

世界一複雑な時計を作るメーカーとしても知られます。

 

デザインする事で工業製品は芸術作品に昇華するのです。

 

ダイアルに刻まれたマルタ十字

ジュネーブの文字

ムーブメントのコート・ド・ジュネーブ

これらは厳しい規定と技術の上に成り立っているものです。

 

またヴァシュロンは

永久修理保証も謳っています。

 

この永久修理保証を謳っているメーカーは

パテック、ヴァシュロン、ルクルト等と

決して多くないです、勿論ロレックスは含まれません。

 

またCEOのホアンカルロス・トレス氏は

「永遠に残る時計、それがブランドの哲学」と話してます。

 

ヴァシュロンは時計師の事をキャビノチェと呼びます。

語源は彼らが時計作りに最も適した明かりの屋根裏部屋を

アトリエとして構えたことに由来します。

キャビノチェ達は時計師としての優れた技術と才能

学者の知性、芸術家の感性を備えた才人でした。

 

そんな彼らが作った魂のこもった物に触れられるのは

至福以外の何物でもないのです。